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■『このくらいのLAGIT』


イナダ組「このくらいのLANGIT」~イナダ組10周年記念~ (2002年 第24回公演)


STORY
 高架下に住み、廃品を集める事を生業としている「アジア総合商会」の人々と、
 その中で育てられた兄妹カン(音尾琢真)とビン(小島達子)。

 ある日、借金の返済のために働かされる事になったミズノ(大泉洋)と、
 フィリピンから出稼ぎに来たエミー(山村素絵)が高架下にやってくる。
 同時に、ひょんなきっかけからカンの描いた絵がビンのものとして世の中の注目を浴びる事になり、
 アジア総合商会の生活は一変する。変わっていく周囲にとまどいつつも、
 流されていくビンと取り残されていくカン。

 ミズノと、信じていたエミーの裏切りと絶望の先にカンが見つけた楽園とは・・・。

 オープニングと中盤でカンとビンが歌うオリジナルのテーマ曲を岩尾亮が製作。
 ピアノアレンジ等、色々なシーンで使われる。
 この公演から、これまでのイナダ組の公演に頻繁に登場してきたダンスの代わりに(?)、
 生歌を歌うという傾向に変わってくる。


私・的・感・想


観ました「このくらいのラーギット」!これはですね、ダイジェスト版なんです。
これはちゃんと見たかった。出来ればダイジェストじゃなくて。
(ダイジェスト版じゃないのってあるのかな…)
私ライナスが大好きなんですが、これも負けず、劣らず、これはこれでイナダ組の中では大好きです。


唐突だけど、やっぱりイナダでは音尾琢真氏なんですねぇ。
私の中で、NACSの時はそんな事はないんだけど、5人とも重要なポジションの事が多いし。

…でも、イナダ組になると音尾氏の存在というのがすごく重要になるんです。
(イナダ組では音尾氏がキーマンなストーリーが結構多い)
で、しかも音尾氏は老若男女いろいろな役をこなしてはいるのですが、
その中でも、彼の場合、若者役(少年役)の方が、心に響くものが大きいですね。
今回は、インタビューでも本人が言っていたけど役作りが難しかっただろうな。
知的障害のある青年役をどこまで演じればいいのか、非常に悩みどころだったと思います。
私も、観ていて、それが少し感じ取れてしまったところが、残念といえば残念でした。


あとね。大泉洋氏。私はねぇ。今回はちょっと思うところがありました。
というのは、今回彼は40代の男性役なんですが、
やっぱり、もっともっと重みが欲しかった。(私が洋ちゃんにダメだししてるよぉ!)
普段、大泉氏があまりやる事のない「善良な人間が壊れていく様」という役を、
演じるのを、前から観てみたいと思っていたから、期待が大きかったのかな。
ちょっと軽すぎたなぁ。始めと終盤のギャップがもっと欲しかった。徹底的に壊れて欲しかった。
いい人をそのまま引きずってしまっていたような感じか残ってしまって…
ダイジェストで途中が見れなかった分、そこに違和感がありました。
でも単純に風貌に問題があるのかもしれない。
40過ぎのおじさんに見えないんだもの(笑)
せめて見せるぐらいの、メイクなり格好をしてくれたら違ってたかもしれないです(笑)


佐藤重幸氏は、この後もう1本(恋のカムチャッカ半島)にでて脱退をしています。
本当にイナダで演技している最後の方ですね。
これは、私の推測でしかないけど、
やっぱり、佐藤氏の作った舞台と、イナダの舞台って結構、相反するポジションにあるでしょう?
佐藤氏にとっては合わない部分もあったんじゃないかな。
私は好きなんだけど、イナダの「哀愁、人情」みたいなイナダワールドと
佐藤氏のアルプスにしても、ミハルにしてもね。まったく別物だからね。
私はそれはそれでいいと思うんだけど…。両立が出来なかったのかな?


この舞台テーマソングがいいんです。
実は今回の舞台は裏テーマ曲というのがあるのですが
私は裏テーマの方が好きです!私は裏テーマの方で私「グッ」ときました(>_<。)
すごく力強くて明日の光に向かって一歩踏み出すぞ!と言う気にさせる!
主題歌の方はちょっと浅草キッドに似てますね。(岩尾さん作)
「浅草キッド」は私よくカラオケで歌うんだけど、
あの裏テーマがあったら、絶対私のお気に入り曲になってるな!

今日はこんなところでお開き。デス。



■関連日記/2005年0月0日


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